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2007年3月27日 (火)

忘れられていたTURK MAURO

Img_0933 人気と実力のミスマッチは世の常。テナー、バリトン奏者のTURK MAUROもその一人では無いか。TURK MAUROを語る上で話題に上る事がある。わずか2~3年の活動期間で10枚に満たないアルバムを残して消えたデンマークのレーベル「JAZZCRAFT」。その第一弾としてリリースされたのがT・マウロだった。マウロがジャズシーンで殆ど注目されなかっただけにそのリリースの手腕は賞賛された。今回紹介するCDはJAZZCRAFTから10年経過して仏Bloomdidoからリリースされた「TURK MAURO/LIVE IN PARIS」。マウロのリーダー作が皆欧州からリリースされるのも妙だ。マウロはビッグバンド畑が長くコンボでの活動少なかったのが影響しているのだろう。「LIVE IN PARIS」は2回のセッションが収められていてメンバーの主体は地元仏人ジャズメンだ。仏は元々ジャズが盛んな国、見事なコンビネーションプレイが展開される。マウロもテナー、バリトンのワンホーンとヴォーカルを絡めて思う存分爽快に吹ききっている。伝統を重視した主流派ジャズは正にモダンジャズの真髄を聴かせる。全8曲。マウロのオリジナル3曲、ジャズメン3曲、スタンダード2曲の構成。前半4曲がテナー、後半の4曲がバリトンでサウンドの聴き分けが出来る。豪快でズ太い音はソニー・ロリンズを思い起こさせるテナー本来の音色だ。これは寡作家マウロの久々のリーダー作と同時に彼の音楽性を知る上で格好のCDではないかと思う。

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