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2007年3月22日 (木)

燃えるアルト奏者ヴィンセント・ハーリング

Img_0908 キャノンボール・アダレイの再来といわれ続けて来たアルト奏者のヴィンセント・ハーリング。力感のあるアルトで饒舌に吹きまくる様は正にキャノンボールを彷彿とさせる。ハーリングは兄を失ったナット・アダレイが新しく結成したバンドに見込まれて9年在籍し、一心同体の活躍で頭角を表した。この時期にナットのサイドメンとして9枚に上るアルバムを残して人気を不動のものとした。独立後はここでもルイ・ヘイズのキャノンボール・レガシー・バンドで活躍するなどキャノンボールとは縁は切れそうにない。今回、最新のリーダ作がHIGH NOTEから自身の4作目として2005年にリリースされた「VINCENT HERRING/ENDS AND MEANS」。ハーリングが新しい境地を開いた演奏で一心不乱に吹く彼の特長が出ている作品といえる。ワンホーンと若手の逸材トランペットのジェレミー・ペルトが加わった二つのセッション。このバンドのメンバーは過去にも共演し気心は知れている仲。ハーリングは持味のフルトーンでエネルギッシュにブローしジャズの熱い息吹を感じさせる。ペルトの若々しい溌剌としたプレイも見逃せない。全8曲、メンバーのオリジナル2曲、スタンダード4曲にジャズメンの2曲。スタンダードも従来の踏襲ではなく新しい解釈や複雑なリズムが今迄とは違う印象を受けた。

Vincent Herring(as)Jeremy Pelt(tp)Danny Grissett(p)Essiet Essiet(b)Joris Dudi(ds)2005.6録音

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