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2007年3月18日 (日)

実力派テナー奏者のドン・メンザ

Img_0902 今年71歳になる白人実力派テナー奏者のドン・メンザ。大ベテランながら日本での知名度は今ひとつ浸透していない。キャリアは十分なもののバディ・リッチなどのビッグバンド畑での活動が長かったのが影響しているように思う。知名度は実力よりも、とかくアルバムの人気度で決まる傾向にある。残念な事にメンザには過去に人気を決定づける人気作がなく地味なプレヤーに甘んじていた。最近スイスのJHMレーベルからワンホーンの新作(1998)をリリースして健在振りを示した。今回はカナダSACKVILLEから在カナダのリズムセクションとのワンホーン「Don Menza=Pete Magadini/LIVE AT CLAUDIOS」を取上げる。このカルテット、実は1977年に一度レコーディングしている仲で久々のリユニオンになる。白人テナーといえばレスター派が多い中、メンザは黒人テナーの最右翼ソニー・ロリンズを敬愛している。豪放なトーンで堂々と吹く男性的なテナーは魅力十分。全7曲でメンバーのオリジナル3曲にジャズメンの曲3曲とスタンダード1曲。C・パーカーの"Confirmation"T・モンクの"I Mean You"でも自己の個性で自信に満ちたプレイが目を引く。リズムセクションの見事なバッキングでメンザをプッシュしている。メンザの自在にブローするテナーは正にモダンジャズの王道を行く演奏だ。

Don Menza(ts)Wray Downes(p)Dave Young(b)Pete Magadini(ds)1991.8.24録音

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