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2007年3月 9日 (金)

地味なバリトン奏者チャールス・デービス

Img_0881 チャールス・デービスという名前を聞いてピンと来た方はどの位いるだろうか。トランペッター、ケニー・ドーハムのJARO盤「The Arrival Of Kenny Dorham」TIME盤「JAZZ CONTEMPORARY」でバリトンサックスを吹いていたのがチャールス・デービスなのだがさして目立った存在ではなかった。バリトン奏者はジェリー・マリガン、ペッパー・アダムスの大物、ベテランのセシル・ペイン、中堅、ニック・ブリグノラなどが知られているがチャールス・デービスはこれに比べ明らかに地味な存在だ。突如として1990年伊REDレーベルからリーダー作「REFLECTIONS」をバリー・ハリスのトリオを迎えてリリースしテナーのワンホーンで健在振りを示した。又、2002年Reservoirからバリー・ハリスのリーダー作他2枚のサイドメンとして参加していた。この2枚、いずれもテナー1本を吹き通している。ハリスの共演ではテナーしか吹かないようだがテナーはハリスの意向なのかも知れない。こうした中久々のリーダー作「BLUE GARDENIA」が出た。名手シダー・ウォルトン・トリオをバックにワンホーンでテナーと本来のバリトンを持ち替えてプレイしている。最近はテナーを吹く機会が多いようだがバリトンの方が音の滑らかさと安定度からいって断然バリトンサックスが良い。このワンホーンではシダー・ウォルトン以下のリズムセクションが全体を引き締めて緊張感のあるサウンドにしている。サイドメンと違ってリーダ作との自信も感じられ、デービスの近年のベストプレイではないかと思う。全8曲でデービスは前後半の4曲にテナーとバリトンを吹き分けている。オリジナル2曲、スタンダード4曲の他珍しく、ミシェル・サルダビーの曲を取上げている。このCDはベービスの近年のベストプレイではないか。

Charles Davis(ts、bs)Cedar Walton(p)Peter Washington(b)Joe Farnsworth(ds)2002.2.26録音

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