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2007年3月30日 (金)

正統派実力テナー奏者のジェリー・ウェルドン

Img_0941_1 ジェリー・ウェルドンという名前を聞いてもピンとこないかも知れない。ウェルドンはスイスのTCBレーベルから4枚のCDをリリースして人気を博した「THE N・Y HARDBOP QUINTET」(NYHBQ)のテナー奏者である。今回はNYHBPのメンバーでウェルドン自身がリーダーになってAMOSAYAレーベルからリリースされた「Jerry Weldon/MIDTOWN BLUES」中堅」クラスの実力者集団がハードバップを怒涛のように繰り広げて圧巻。NYHBQは表向きはリーダーを冠していないが実質はピアノのキース・サンダース。これをウェルドンの名義にしたもので中身はNYHBQだ。ウェルドンのテナーはD・ゴードンやH・モブレーの線を行くテナー。レギュラーコンボの強みで結束力は万全、安定したサウンドだ。B級ジャズメンの集まりとか揶揄されたりするがそんな言葉は虚構だ。堂々とハードバップを演じていて現代のジャズシーンを牽引していると思えるほどだ。4曲に参加しているジョー・ナグナレリはC・ブラウンを信望する正統派。音色の美しさと安定感は絶品。K・サンダースのピアノもB・パウエルの影響を受けていてバップ魂がひしひしと伝わる。全6曲。ウェルドンのオリジナル2曲にスタンダード2曲、J・マックリーンとK・サンダースの曲が各1曲の構成。一曲目のオリジナル"J&B"のマイナーブルースからハードバップ全開。これは忘れかけていた活きの良いモダンジャズを味わうには最適な演奏である。

Jerry Weldon(ts)Joe Magnarelli(tp)Keith Saunders(p)Bim Strasberg(b)Andy Watson(ds)1995.7.9 Fat Tuesdays、 NYC AMOSAYA AM-2535

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